監督・脚本平林勇

1972 年生まれ。武蔵野美術大学卒業。グラフィックデザイナーを経て、映像ディレクターに。主にコマーシャルムービーを演出するかたわら、独自に短編映画制作を始める。制作した短編映画が国際的に評価され、カンヌ映画祭監督週間、ベネチア国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ロカルノ国際映画祭、サンダンス映画祭などで上映される。アニメーション作品『663114』が、ベルリン国際映画祭でSpecial Mention 受賞。『BABIN』がロカルノ国際映画祭で審査員特別賞、ヤングジュリー賞を受賞。
2018年現在、実写ドラマ、アニメーション、実験映画を含め、作った短編映画は20本。
初の長編映画を制作中で、2018年内に完成予定。
2012 年より、幼児教育番組『しまじろうのわお!』の総合演出を務める。
『しまじろうのわお!』は、国際エミー賞、バンフワールドメディアフェスティバルにノミネート。

深い谷。音を立てて激しく流れる川。

何モノかから逃げる様にさまよい歩くアン。

ボロボロのアンは対岸に人を見つけ、
助けを求めようと思うが

「自分とは違う人々」ではないかと感じる。

アンの対岸にいたハナとテンは、
アンが「自分達とは違う人々」なのか、

身体を使ってアンに対話を試みる。
アン、そしてハナとテンは、

全身全霊で相手の存在を理解し認めようと
対話を続ける。

アン役石井杏奈

1998年7月11日生まれ。東京都出身。E-girlsのパフォーマーであり映画やドラマでの活躍も著しい若手女優。映画『ソロモンの偽証』前篇/後篇(15)、『ガールズ・ステップ』(15)の2作で第58回ブルーリボン賞新人賞を受賞。このほかドラマ『仰げば尊し』(’16)や、映画『四月は君の嘘』(’16)、『心が叫びたがってるんだ。』(’17)などに出演し、2018年7月期ドラマ「チア☆ダン」に出演予定。2018年6月からは『E-girls LIVE TOUR 2018 ~E.G. 11~』がスタートする。

ハナ役山口乃々華

1998年3月8日生まれ。埼玉県出身。2012年よりE-girlsのパフォーマーを努め、2014年にドラマ『恋文日和』第7話に主演し、女優としての活動も始める。映画『イタズラなKiss THE MOVIE』(’16)『HiGH&LOW THE MOVIE』シリーズに出演後、黒木瞳監督ショートフィルム『わかれうた』(’17)への出演も果たし、演技の幅を広げている。2018年6月からは『E-girls LIVE TOUR 2018 ~E.G. 11~』がスタートする。

テン役坂東希

1997年9月4日生まれ。東京都出身。2011年に雑誌「Seventeen」主催の”ミスセブンティーン2011”に選ばれ、2015年まで「Seventeen」専属モデルとして活動。また、同年2011年よりE-girlsのパフォーマーを努める。2014年にドラマ『恋文日和』第9話に主演した後、映画『HiGH&LOW THE MOVIE』シリーズなどにも出演し、2018年は映画『虹色デイズ』の公開も控える。また、6月からは『E-girls LIVE TOUR 2018 ~E.G. 11~』がスタートする。

モモ役筒井真理子

山梨県甲府市出身。早稲田大学在学中より鴻上尚史主宰の「第三舞台」で看板役者の一人として活動。1994年に映画『男ともだち』(’山口巧監督)で主演デビュー。以後、映画·舞台·テレビ·CMと幅広く活躍。主な映画出演作に『クワイエットルームにようこそ』(’07/松尾スズキ監督)、『アキレスと亀』(’08/北野武監督)、『ヒーローショー』(’10/ 井筒和幸監督)、『Love of Love』主演(’16/園子温監督)など。2014年NHK連続テレビ小説「花子とアン」で嘉納家の女中 頭·山元タミ役を好演。2016年カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した映画『淵に立つ』(’16/深田晃司監督)にて、毎日映画コンクール、ヨコハマ映画祭、高崎映画祭で主演女優賞受賞の三冠を達成。

ヨテ役平山祐介

1970年11月15日生まれ 埼玉県出身。 モデルを志すために単身渡仏。そして1995年パリ·コレクションデビューを果たす。その後ジョルジオ·アルマーニ、プラダ、ロメオ·ジュリといった数々の海外コレクションでモデルを務める。2001年フランス映画『SAMOURAIS』で俳優としてもデビューを果たす。2003年帰国し、モデル業と並行して俳優業にも本格進出。主な出演作に映画『交渉人 真下正義』『海猿』シリーズ『ワイルド7』『るろうに剣心』『秘密-THE TOP SECRET−』TV「MOZU」シリーズ(TBS·WOWOW)「S−最後の警官−」(TBS)「コウノドリ」シリーズ(TBS)「キャリア−掟破りの警察署長−」(CX)大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)「幕末グルメ ブシメシ2」(NHK-BS)、「執事 西園寺の名推理」(TX)など。 また映画公開待機作として6月1日公開『OVER DRIVE』がある。

トテ役野島直人

1981年、埼玉生まれ。'02年の劇団四季ミュージカル「九郎衛門」の主役太郎坊役にてデビュー。劇団四季退団後は映像やコンサートなど様々な分野に進出。'11年のミュージカル「レ・ミゼラブル」では主要キャストのマリウス役に抜擢され、'13年の同作にて同じく主要キャストのアンジョルラス役にて出演。その後、韓国オリジナルミュージカル「パルレ」の主役にも選ばれ韓国でも活躍。平林勇監督作品には『ドロン』('05)、『BABIN』('08)、『しまじろうとフフのだいぼうけん』('13)、『しまじろうとくじらのうた』('14)、『Octopus』('15)などに出演。

オン役麿赤兒

舞踏家·俳優 1943年生まれ、奈良県出身。 1972年に舞踏集団「大駱駝艦」を旗揚げし、国内外で高い評価を得る。舞踏での活躍のみならず、映画·舞台·ドラマなど出演多数。近年の主な出演作品は、映画では『関ヶ原』(’17)、『彼女の人生は間違いじゃない』(’17)、ドラマでは「4号警備」(NHK)・「赤ひげ」(NHK BS)などがある。平林勇監督作品には初参加となる。 2006年文化庁長官表彰。2012年ダンスフォーラム賞·大賞受賞。2016年東京新聞制定·第64回舞踊芸術賞受賞。

「あの子のトランク」

DANCE EARTH PARTY