INTRODUCTION

3世代の家族の愛と葛藤を描いた
人間ドラマがここに誕生!


世界で活躍する期待の若手監督が奈良を舞台に映画を製作するプロジェクトNARAtiveとして誕生した『二階堂家物語』。
奈良県天理市を舞台に、跡継ぎ問題に悩む親子3世代の物語を描いた本作が、ついに2019年1月25日(金)に劇場公開を迎える。
伝統と威厳を保ってきた名家の存続を守ろうとする主人公の二階堂辰也を演じるのは、映画、ドラマ、舞台を国内外問わず活躍し、今年デビュー30周年を迎える日本を代表する名優・加藤雅也。監督は、イラン出身の女性監督アイダ・パナハンデ。中東の女性が、抱える問題に向き合った初の長編作「NAHID(ナヒード)」で2015年カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で「期待すべき新人賞」に輝いた。
エグゼクティブ・プロデューサーを務めるのは、映画作家・河瀨直美。家族を大切にする伝統的な価値観と、自由を求めて自分らしく生きたいと思う気持との間で葛藤する「家族の愛の形」を描いた、人間ドラマがここに誕生する。

60秒予告

90秒予告

  • 60秒予告
  • 90秒予告

STORY

ある家族の、愛と運命の物語

一人息子を亡くし、代々続く家系が途絶える危機に頭を痛めている
辰也とその母ハル。息子を失い妻が出て行ってしまった辰也に対し
望まぬ相手との結婚を迫るハル。そして娘の由子に婿養子をとり、
跡を継いでほしいという思いを秘める辰也。名家の跡継ぎを巡り家
族の中が緊迫し、繋がりが崩れだしていくが…。

CAST

加藤雅也、石橋静河、町田啓太、田中要次、白川和子
陽月華、伊勢佳世

STAFF

監督:アイダ・パナハンデ(イラン)
エグゼクティブ・プロデューサー:河瀨直美
脚本:アイダ・パナハンデ、アーサラン・アミリ
配給:HIGH BROW CINEMA

PROFILE

加藤雅也 
MASAYA KATO

1963年4月、奈良県出身。「メンズノンノ」創刊号のファッションモデルを務めた後、俳優の道へ進む。『マリリンに逢いたい』(88)に主演し、第12回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。以後、映画、ドラマ、舞台で活躍。94年に渡米し、ブルック・シールズと共演した日豪合作『セブンスフロア』に主演。2002年度には第12回日本映画批評家大賞主演男優賞を受賞している。主なドラマはNHK大河ドラマ「義経」(05)、日本テレビ「anego」(06)、「アンフェア」シリーズ(06~15)、NHK「坂の上の雲」(09~11)、TBS「カンナさーん!」(17)など。主な映画は『帝都大戦』(1989)、『BROTHER』(01)、『荒ぶる魂たち』(02)、『アンフェア the movie』シリーズ(07、11、15)、『テラフォーマーズ』『真田十勇士』『アジア三面鏡~Reflections』(16)など。

石橋静河 
SHIZUKA ISHIBASHI

1994年、東京都出身。4歳からクラシックバレエをはじめ、09年より米ボストン、カナダ・カルガリーにダンス留学後、13年に帰国し、コンテンポラリーダンサーとして活動を始める。15年より舞台や映画に活動を広げ、16年にNODAMAP舞台「逆鱗」に出演。17年には初主演作『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』などで、第91回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞など数多くの新人賞を受賞。18年にはNHK連続テレビ小説「半分、青い。」で注目を集めた。主な出演作は『PARKS パークス』『うつくしいひと サバ?』(17)。18年公開作は『きみの鳥はうたえる』『泣き虫しょったんの奇跡』『生きてるだけで、愛。』など。

町田啓太 
KEITA MACHIDA

1990年、群馬県出身。2010年「第3回劇団EXILE オーディション」に合格し、同年に舞台「ろくでなし BLUES」で俳優デビュー。主な出演映画は『劇場霊』(15)、『HiGH & LOW』シリーズ(16~17)、『OVER DRIVE』(18)など。ドラマは連続テレビ小説「花子とアン」(14)、NHK「美女と男子」(15)、テレビ朝日「スミカスミレ 45歳若返った女」(16)、フジテレビ「人は見た目が100パーセント」(17)、NHK BSプレミアム「定年女子」(17)、NHK「女子的生活」(18)、大河ドラマ「西郷どん」、テレビ東京「ラストチャン 再生請負人」など。10月からはTBS「中学聖日記」に出演。12月には映画『jam』が公開予定。

  • 田中要次
    YOJI TANAKA

    1963年8月生まれ。長野県出身。1989年山川直人監督「SEEK AND FIND」でデビュー。その後、撮影スタッフとして、映像の世界に関わりながら、徐々に活躍の場を広げていく。01年のドラマ『HERO』のバーテン役で注目を集める。以降、独特の存在感で、数多くの映画やドラマ、CMに出演。主な出演作 映画では『鮫肌男と桃尻女』、『PARTY7』、『キル・ビル』、『道~白磁の人』、『家路』、『お盆の弟』など。また、昨年には初主演作となる『蠱毒 ミートボールマシン』に出演。映画公開待機作として、『愛しのアイリーン』などがある。

  • 白川和子
    KAZUKO SHIRAKAWA

    1947年9月、長崎県出身。大学在学中から女優として活動。71年、日活ロマンポルノ第1作『団地妻 昼下がりの情事』に主演。以降、『団地妻』シリーズで人気を獲得し、日活ロマンポルノのトップ女優となる。その後、テレビドラマにも数多く出演し、第21回日本映画批評家大賞ゴールデングローリー賞を受賞。主な出演映画は『バタアシ金魚』(90)、『デンデラ』(11)、『凶悪』(13)、『少女』(16)、『光』(17)、『私は絶対許さない』『ホペイロの憂鬱』『Vision』『青夏』(18)など。

  • 陽月華
    HANA HIZUKI

    1980年9月、東京都出身。2000年、宝塚歌劇団に入団し、2007年、宙組トップ娘役に就任し、09年に「薔薇に降る雨/Amour それは…」で宝塚歌劇団を退団し、10年にTBS「ハンチョウ~神南署安積班~」でドラマ初出演。主なドラマはTBS「あぽやん~走る国際空港」(13)、NHK「忠臣蔵の恋~四十八人目の忠臣~」(16)、テレビ朝日「警視庁・捜査一課長」(18)。映画は『劇場版ミューズの鏡~マイプリティドール~』(12)、『駆込み女と駆出し男』(15)など。

  • 伊勢佳世
    KAYO ISE

    1981年5月、神奈川県出身。劇団俳優座養成所を経て、2008年より劇団「イキウメ」に所属。『太陽』『聖地X』『散歩する侵略者』など、ほぼ全ての劇団公演に出演する。16年に退団後も精力的に舞台・映像で活躍。日本テレビ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(16)で注目を浴びる。近年の主な出演作に舞台『父と暮せば』『マンザナ、わが町』『マリアの首』など。TVにTBS『監獄のお姫さま』、Eテレ『シャキーン!』などがある。

監督
アイダ・パナハンデ 
IDA PANAHANDEH

1979年生まれ。テヘラン出身。テヘラン芸術大学在学中から映画製作を開始し、多くの短編映画を監督している。初長編作である『NAHID』は2015カンヌ国際映画祭にて「ある視点」部門・期待すべき新人賞(Prix de l’Avenir)を受賞。なら国際映画祭2016ではゴールデンSHIKA賞を受賞。「二階堂家物語」は長編第3作品目で、イラン国外で初めて撮影した作品となる。

エグゼクティブ・プロデューサー
河瀨直美 
NAOMI KAWASE

映画作家。生まれ育った奈良を拠点に映画を創り続ける。一貫した「リアリティ」の追求はドキュメンタリーフィクションの域を越えて、カンヌ国際映画祭をはじめ、世界各国の映画祭での受賞多数。代表作は『萌の朱雀』『殯の森』『2つ目の窓』『あん』『光』など。世界に表現活動の場を広げながらも故郷奈良にて、2010年から「なら国際映画祭」を立ち上げ、後進の育成にも力を入れる。2018年、最新作『Vision』(主演:ジュリエット・ビノシュ、永瀬正敏)が世界公開。11月23日よりパリ・ポンピドゥセンターにて、大々的な河瀬直美展が開催される。2020年東京オリンピック公式映画監督に就任。映画監督の他、CM演出、エッセイ執筆などジャンルにこだわらず表現活動を続け、プライベートでは野菜やお米を作る一児の母。
【公式サイト:http://www.kawasenaomi.com/】

© photographed by LESLIE KEE

なら国際映画祭の映画制作プロジェクトNARAtive(ナラティブ)として誕生した作品。
NARAtiveでは、今後の活躍が期待される若手の映画監督を招き、奈良を舞台に映画を制作。
日本の第一線で活躍するスタッフが集結し、地域の人々の協力のもと映画をつくります。
完成した映画は、国内外へ飛び出し、奈良の魅力を人々に届けます。

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