21世紀の日本のエンターテインメントシーンを牽引するアーティスト集団「EXILE TRIBE」の楽曲を、気鋭の映画監督たちがショートフィルム化するという本プロジェクト。
各作品に、EXILE TRIBEの面々を始めとする豪華なキャスト陣が出演しているとあって、始まる前から会場は大きな熱気に包まれていました。そんな中、まず舞台に登場したのは、本プロジェクトのエグゼクティブ・プロデューサーであるEXILE HIROさんと、企画・プロデュースを務める別所哲也さん。
別所さんは「(シネマファイターズの構想を)HIROさんにお話ししたら”すぐにやりましょう”と言ってくれて、本当に感無量でした」と興奮気味に語りました。
続いて登場したのは、今回製作された6作品の各監督と、EXILE TRIBEを始めとした豪華キャストの面々。
最初に紹介されたのは、河瀨監督による『パラレルワールド』。
三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの楽曲『Unfair World』をテーマとしたこの作品は、河瀬監督曰く、楽曲を聴いたときに感じた「切なさ」を河瀬監督の母校を背景に表現しているそうです。
また、出演者である山田孝之さんは、本作について「真夏に天体観測室に閉じ込められて、死にそうな思いをした」と語り、会場の笑いを誘いました。
実年齢33歳の山田さんが高校生役を演じている点にも注目です。「ここに来るまでドッキリなんじゃないかと思ってました」と山田さん。
続いて紹介されたのは、A.T.監督による『キモチラボの解法』。Flowerの楽曲『白雪姫』をモチーフにした作品です。
A.T.監督ならではの独特の世界観を持つ作品に仕上がっています。
出演の水崎綾女さんは「AKIRAさんとは初めてでしたが、とても気さくで現場を盛り上げてくださって、すごく楽しい撮影でした」とコメント。
また、萩原健太郎監督『Snowman』で、50年間待ちつづけた女性・深雪役を演じた倍賞美津子さんは「素敵な映画です。待つって大変ですね。私なら二十年待てません」と語り、会場を沸かせました。
齋藤俊道監督による『色のない洋服店』は、E-GirlsのメンバーでもあるDream Amiさんが初主演。
本プロジェクトのコンセプト・プロデューサーである小竹正人さんより直々にオファーの電話をもらったと明かし、「演技には苦手意識もあったのですが、終わってみたら楽しかったです。貴重な経験をさせてもらえました」と語りました。
EXILEの楽曲『花火』をテーマにした作品『終着の場所』は、常盤司郎監督が「初めてとことん恋愛をテーマにした作品」とのことで、監督は「悔いのないものになった。ラストを観て欲しい」と熱くコメント。
作中に出てくる”嘘”を許せるかどうか、現場でずっと話しながら撮影していたそうです。
最後の作品は、落合賢監督『SWAN SONG』。吹雪の新潟での撮影だったということで、落合監督、岩田剛典さん、桜庭ななみさんが揃って「寒かったエピソード」を披露し、会場は大盛り上がりでした。
また、完成披露の日がちょうどHIROさんの誕生日ということで、なんと会場一同で誕生日を祝うサプライズも!
終始盛り上がった完成披露発表。今回上映された作品は秋以降に劇場公開されるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。