現地時間2月13日、ドイツ・ベルリンで9日より開催されている第67回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門にて「MR.LONG/ミスター・ロン」が正式上映され、主演の台湾俳優チャン・チェン、青柳翔、台湾女優イレブン・ヤオ、SABU監督が登壇しました。
ベルリナーレの名で知られるベルリン国際映画祭は、カンヌ映画祭ヴェネツィア映画祭と並び、世界三大映画祭のひとつ。
上映前に行われた記者会見では、日本や中国のみならず、アメリカ、フランス、ロシアをはじめ、世界各国から多くのメディアが集まる中、SABU監督は同映画祭に9回目の出品だけあり、時には笑いを誘いながらメディアからの質問に対応。
日本から参加した青柳翔は、SABU監督との初共演について質問を受け「もともと監督の作品は何作も観させていただいていて、少しの役でも良いので出演したいと思っていたからうれしかった」と胸中を語った。
上映中はユーモアのある表現に何度も笑いが起こり、シリアスなシーンでは会場全体が息をのみ込む場面も。
エンドロールがスクリーンに映し出されると、キャスト陣は満員となった1,600名の観衆から大歓声とともに拍手喝采を浴び、3分間にもわたり拍手が続きました。
SABU監督は「お客さんの反応もすごく良くて、最後にいただいた拍手もすごく心に響いた」と感慨にひたりつつ、「まだまだ面白いことや、もっともっとやりたいこともあるので、またベルリンに帰ってきたい」とコメント。
授賞式は18日に行われます。ご期待ください。